言葉と思考・観たもの感じたもの🎹🌼🌿🌷🐦✨

演劇・映画・音楽を観た感想を書いてます。日記のような思考の記録もあります。

土台、足場、構築中

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体調を崩して(病気をして)今までの生き方、生活の仕方では立ち行かなくなり2016年はひたすら体の回復に費やすことになった。2017年は今後生きていく上で自分を支える土台と足場を作り始めているのだなと感じている。引き続き土台を作り続け、2018年・・・2020年には活動出来る状態になるのではないかとあくまで今の段階でのことだが見通しを立てている。

 

療養中に思いも寄らない素敵な出会いがたくさんあって、それが自分にとって大切なものになっている。支えが増えたと感じている。土台を支える柱は、私の場合は小さい柱が複数ある感じなのかもとイメージするようになっている。行きたい場所や見たいもの、会いたい人ややりたいことは日々ありすぎる程ありその度に動けない体に合わせて諦める。それを毎日繰り返している。タイミングというものがあるからね。土台が出来たら遠くにも行けると信じている。ということで今は大きな準備期間、土台と足場作りに励みます。

 

KEEP DREAMING!

 

人との出会いが私を作ってる

人との出会いが私を作っている、そう思う。そして人との出会いから、創っていくのは自分だなと思う。

曽我部恵一さんがインタビューで話していた。

"いない、ということは存在を意識している、ということ"

いないということは、いるということ。

いつでも自分の中に出会った人たちがいる自分でありたいと思う。たまにそうじゃない自分になってしまう時だってあるけど、戻ってこられたらいいと思う。


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写真:soulflowermiisionary


青井陽治さんに寄せて


御冥福をお祈りいたします

お花×散歩

今、体力作りを兼ねて体調の良いときに散歩をしています。自分の足で歩くことができるって、ほんとうにすごいことで。自分の体を動かすことができるって、ほんとうにすごいことだと実感しています。夏は暑いので、夕方涼しくなってから散歩に繰り出したり。わりかし涼しい日に歩いたりしております。


そして余裕があるときだけなのですが、散歩中に出会ったお花たちを写真に撮っています。花って、すごく表情があって好きなんですよね。私は蜂、蝶々、カタツムリ、てんとう虫など花と他の生き物が一緒にいるところを見るのが好きで。ああ、いいなあと思います。のんびりした気持ちになります。二枚目の写真がそうで。この蜂は丸くてもふもふしていて可愛らしかったです。足が特に可愛いです。一心不乱に花に体を突っ込んでいました。蜜を吸っていたのかなあ。そんな日々。

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畑と雨宿り

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梅雨という感じになってきた。雨の日が増えてきて、紫陽花は咲いている。薄い水色、白、ピンク、濃い紫、青、水色、色々な色で咲いている。とても綺麗だと思う。
今日は雨の降る前にと畑に出かけた。畑は、家から自転車でひょいと行ける距離である。(ひょいと行ける、と言えることがなんだかとても感慨深くて不思議な気持ちになる。過眠症がひどいときは、たどり着くだけで一苦労も二苦労も三苦労もだったから)
そんな私もひょいと行けるようになり、大根を抜いて、きゅうりを採ってとしていたら、雨が降ってきた。小雨からあっという間にザーザー降りになり、慌ててビニールハウスに駆け込む。畑にいた人たちは、少し前に慌ててさささっ~と帰って行ったので、ビニールハウスには私一人。みんな、雨降るのわかってて急いでいたのか。そんなわけでしばらく雨宿り。
暇だから、写真なぞ撮ってみる。水溜まりを眺める。アリが二匹いたので、見る。低くて大きい声を出して見る(雨の音で掻き消されるので、自由に声を出す)

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そんな感じでしばし雨宿り。だんだん雨は弱くなってきて、雨のしとしとぽつぽつとした音が心地良く響く。ああ、いかん、眠ってしまいそうだ…。家の外で眠りに入ると過眠症の私は大変なので、また写真を撮って意識を保つ。ああ、やっと止んだ。ちゃちゃっと大根を洗って、畑を後にする。野菜たちはたっぷり水を吸い込んで、またぐんぐん育つだろう。トウモロコシジャングルになる日も近い。写真は水も滴るトマト兄弟。青いです。今は固さがありハリがあります。熟すのを待つのも楽しい時間です。

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セッション

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shelf volume24 「アラビアの夜」6/4 15:00の回、感想音楽verです。音楽のライブの様、砂漠の夜のセッションだった@空中8階に浮かぶ。役名じゃなくて俳優の名前になってしまうのだけど。

オキトさんがドラム、ユウコさんがギター、タカコさんがベース、ヨコタくんがキーボード、モリさんがマラカス

根底で鳴り響くバスドラの音、時たまシンバルも鳴る。刻み続けるリズム、ベース、哀しくも響いてくる、音色豊かなキーボード、生き生きと音色を奏でたと思いきや歪み響く悲鳴のようにも、振り続けるマラカスその音は誰にも聴こえなくなり、むなしくこだまする。ギターのメロディが輝る、最後はドラムとギターのひずみが絡まる。終わりを告げるボトル。酒はまだ少し残っている。終演。

くぅ~~~しびれる。観ている方も、きっとやっている方も最高にスリルがあるセッションということ。

shelf×アラビアの夜×クリムト(Gustav Klimt)

shelf volume24 「アラビアの夜」感想の絵画verです。


沖渡崇史さん(ハンス・ローマイアー)が、川渕優子さん(フランツィスカ・デーケ)と最後に向かい合い抱き締め合う場面を見て、私の脳裏に浮かんだのがこのクリムトの絵、"接吻"(Der kuβ)でした。優子さん(フランツィスカ)の表情、沖渡さん(ハンス)の抱き締める腕、まさにこの絵だ…。私はなんとも不思議な感覚に襲われました。アラビアの夜とクリムトの絵が繋がった。

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家に着いてから興奮気味にクリムトの他の絵も見ていたら、ああ、これはまさに優子さんのフランツィスカ・デーケではないか、と感じたのがこの絵"ダナエ"(Danae)。


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人生の抗えなさとか、ひとりの寂しさとか、出会う喜びとか、ささやかな幸せとか、なんてことない日常の愛しさとか、誰かと過ごす夜とか、途方に暮れる瞬間とか、消えない呪縛とか、人間の愛らしさとか、そんなものが無数にあって、溢れていた。おおいに笑って、真顔になるくらい真剣になり、行く末を凝視し、こっそり泣きそうになり、グッとこらえ、そして最後に私は祝福を感じた。勘違いでも良くて、最後のシーンで私は祝福された。あの場にいるすべての人、あの場にいない人、これから生まれる人。あの瞬間はなんとも言葉にしがたい祝福だった。

戯曲と演出と俳優と、お客さんひとりひとりの想像力を頼ってくれていて、信頼してくれていて、それが嬉しかったし、一緒に飛躍していくのが私は楽しかった。これが演劇の醍醐味だよなぁとも感じた。