言葉と思考・観たもの感じたもの🎹🌼🌿🌷🐦✨

演劇・映画・音楽を観た感想を書いてます。日記のような思考の記録もあります。

白い花

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言葉にすることで、そのことを実感してしまうことがあるから言葉にしないで思っているだけでもいいんじゃないかと思っている。いつか、言葉にするときが来るかもしれないし、そう思うとき、つくづく言葉とは自分だけでは生まれないものだなということを実感する。自分の存在だけでは生まれなくて、言葉にしたら読んでくれる自分以外の存在が居て、その人に届けと、書いたりする。どうかと届けと言葉を放ったり、する。私は私ひとりでは何も話さない。言葉にしようとは思わない。だけど、届けたい人の存在が祈りになったり言葉になったり、歌になったり踊りになったり、絵を描いたり、音を鳴らしたりするのだ人間はきっと。そう考えたら、言葉そのものがもう自分以外の存在と繋がっていることを示していて、巡ってきた廻ってきた時間や重なり繰り返されてきた営みを現している。語りかけられ、語り、沈黙し、語り、語りかけられながら私たちは生きているんだなと思う。それは絶望なのか、希望なのかわからないけれど、恐ろしく愚かでかっこ悪いしかない馬鹿かもしれないけど、絶対愛おしいを孕んでいる。死んで生まれ変わって今日だけを生きる。私にあるのはいつも今日だけで、生きられるのはいつも今日だけなのだ。今日会えたらそれはとんでもない歓びなのだ。あなたがいないでなにもはじまらん。です。生きてみます。生きてまた会いましょう。
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